あおと、みどりと

Is the earth crying?

有機JASの新しい仲間「有機藻類」

 

2022年1月から新しく有機藻類(ゆうきそうるい)の認証が始まりました。

それぞれ細かな規定が定められているようです。

 

目次:

 

有機藻類の対象

海水・汽水又は淡水で生産される藻類(植物プランクトンを含む)

天然藻類

  • ワカメや昆布などの海に生育する藻類。一定期間以上使用禁止資材に汚染されていない採取場から採取されたもの。

養殖藻類

  • クロレラ、スピルリナなど陸上で生産される藻類。化学的な処理や栄養成分を使用せず育成された藻類。

    *汽水(きすい)とは…海水と淡水の中間の塩分を持つ水のこと。

 

4月に、有機藻類としてのJAS認証を受けたのは、新潟県佐渡市の沖合で養殖されている昆布とワカメです。

 

 

有機JASの「有機スプラウト」の栽培基準

安くて手に入りやすい「有機スプラウト」。

スプラウトとは、発芽直後の新芽のことで発芽野菜のことをいいます。(豆苗、もやし、貝割れ大根、ブロッコリースプラウトなど)

 

〈有機スプラウトの栽培基準〉

  • 水だけで育てること
  • 種子は有機栽培されたものであること。
  • 人工照明は使用してはいけない
  • 種子の消毒は次亜塩素酸水(食塩水を電気分解したものに限る)以外は使用してはいけない

 など

 

周囲からの汚染、遺伝子組換え禁止などは通常の有機農産物の基準と同じです。

スプラウトは太陽光が届かない暗所で栽培することが多いので、細菌が繁殖しやすくなるようです。そのため次亜塩素酸水による種子の消毒を認めています。

 

また、有機スプラウトの場合は「水」だけ育てなければいけません。一般的に水耕栽培とは液体肥料を使うものをいうようですが、これは有機JASの対象にはなりません。

 

《まめ知識🌱スプラウトの種類

もやし型(豆型)

  •  暗室のみで育て、緑化させないもの。(緑豆もやし、アルファルファなど)

かいわれ型(アブラナ科型)

  •  芯が伸びるまで暗室で育て光をあて緑化させたもの。(豆苗、マスタードなど)

中間型…

  • 暗室で発芽後、緑化させたもの。(ブロッコリースプラウト)

発芽したてのもの

  • 発芽後すぐに種ごと食べるもの。(発芽玄米、アズキ、レンズ豆など)